人生の付録「月の離宮」編

02いよいよ、小説「月の離宮」の物流が始まった。(めでたしめでたし)
実はこの本のストーリーを書き終えたのはもう3年前の事。
校正や推敲する間もなく2013年、私は落馬事故で頭を強く打ち長い眠りに入ってしまった。

当時、神に右耳を奪われた私は下を向いて生きるほかなかった。
どうにもこうにもカラダが前に進まない、声は出ない、ペンは持てない、、そんな時期が続いた。
それでも僕はウチの愛犬の柴犬(りょうまくん)に何度も語りかけた。
僕は負けない、、と。
夜、寝静まったリビングのソファーで「伏せ」をして、りょうまは僕の顔を励ますようにジッと見てくれていたのを僕は忘れる事ができない。

35年来、付き合っている先輩に僕は打ち明けた。
生きて戻ってきたけど、何もできない状態だし、もうこの世にいたくないと伝えたんだ。
先輩は僕に笑いながらこう言った、「これから先がお前の人生の付録(おまけ)なんだ、だから楽しんで生きろ」
僕は涙腺の神経が壊れ、涙が出ないカラダになってしまったが、その先輩の言葉で瞳に涙が溜まった。

そして何かが僕を突き動かす合図をしたかのように、孔雀の木で出来たペンを持たせた。
逝くなら小説を書き終えてからだ、そう思った。

今年2015年、一年がかりで書き終えたこの「月の離宮」が一般公開されることに深い喜びを浴びながら、支えてくれた人達に感謝を言いたい。
ありがとう、、、、と。
そしてこのカラダになった今でも歌を聞いてくれる人が一人でもいる限り歌をうたおうと思っている。
みんなの心を癒す歌が僕に残された人生の付録と信じて、、。

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僕はgiveしない、ここで終わったら損するだろ、だから僕は来年ギブソンのギターを弾くよ。
(いい話が台無しだが最後はこれでよろし)
りょうま〜〜!好きだよ〜〜!

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